プレスリリース

「Arkh.3Gシリーズ」が「2019年度グッドデザイン賞」を受賞

 
 当社(社長 長谷川 宗平)の次世代水晶タイミングデバイス「Arkh.3G(アークスリージー)シリーズ」が、このたび「2019年度グッドデザイン賞」(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞しました。
 従来の水晶デバイスは導電性接着剤を用いてセラミックベースに水晶片を保持する構造となっていましたが、これに対し本シリーズではフォトリソグラフィを用いて外形形成をした3枚の水晶ウェハを貼り合せてから個片化するウェハレベルパッケージとすることで、枠体と振動部の一体構造を可能とし高信頼性を担保しています。さらに一体構造を採用したことにより振動に必要な内部空間を最小限に設計でき、従来品に対して約1/2の厚みを実現しました。従来は基板上への実装のみを前提としていましたが、薄型化によりICパッケージへ内蔵することも容易となり、水晶デバイスの新たな使用形態を提案できるようになりました。
 これらが審査員の評価につながり、2019年度グッドデザイン賞受賞となりました。当社は今年で創業60周年を迎えます。これからも、培った技術でArkh.3Gシリーズなど水晶デバイスの新たな価値を創造してまいります。

<グッドデザイン賞とは>
 1957年創設のグッドデザイン商品選定制度を継承する、日本を代表するデザインの評価とプロモーションの活動です。国内外の多くの企業や団体が参加する世界的なデザイン賞として、暮らしの質の向上を図るとともに、社会の課題やテーマの解決にデザインを活かすことを目的に、毎年実施されています。受賞のシンボルである「Gマーク」は優れたデザインの象徴として広く親しまれています。