
省エネ設計による環境配慮
水晶製品の消費電力を小さくすることで、これらが使用されているパソコンや携帯電話、薄型TVをはじめとする電子機器の消費電力を減少させることができます。省電力化を進めることで、電力の発生に使用する石油や石炭などのエネルギー量を削減し、地球温暖化の原因となるCO2の発生を抑制することができます。
水晶発振器を例にとると、DSO221SRの駆動電圧は1.8VとDSO751SBの5Vの約1/3を達成しており、消費電力は75mWから2.1mWと1/35以下に低減しています。
引き続き駆動電圧を低く抑えることができるよう開発を進めています。

製品の小型化
水晶製品を小型化することで、製品を構成する部材の使用量を削減することができます。また、部材の使用量を減少させることで、これらに残留している環境負荷物質の量も減らすことができます。水晶振動子DSX211Aを例にとれば、DSX151GAと比較して重量で1/100、容積で1/115となり、さらに鉛・クロムの使用量を削減することができました。
■容量と重量の推移

■製品中の環境負荷物質量推移

■小型化の推移

設計段階での化学物質管理
水晶製品は、その製品設計の段階で環境への影響に対し検討を加え、部材に有害物質が含まれないよう対処するとともに、社内に分析装置を設置し、工場で生産を開始する前に製品の化学物質評価を実施しています。

環境対応製品
| ◆ 鉛フリー 生態系に重大な影響を及ぼす鉛の削減は2002年からスタートし、リード端子をもつAT-49、SMD-49、 HC-49/Uなどは、一部の特殊品を除き、鉛フリー製品への移行を完了しています。また、時計などに使用されるDT-26/38/261/381も外装メッキと内部ハンダの鉛フリー化を実現しています。 ◆ ハロゲンフリー 塩素、臭素、フッ素などのハロゲン化合物は、燃焼すると大気を汚染するダイオキシンなどの毒性の強い物質を発生します。弊社では環境に悪影響を及ぼすハロゲン化合物に注目し、代替材料の調査ならびに評価を進めています。 |
![]() |
法規制への対応
環境に関する法規制は欧州が中心となって、電気・電子機器や自動車などに対し強化しています。また、世界の工場といわれる中国でも2007年度から中国版RoHSが施行され、環境保全に対する強い姿勢を示しています。弊社の水晶製品は各種電気・電子機器をはじめ、エレクトロニクス化が顕著な自動車にも多数使用されており、これらの法規制に積極的に対応しています。◆ WEEE指令(廃電気電子機器指令)
電気・電子機器の廃棄、リサイクルに関する指令。対象となる製品にマークをつけ、回収・リサイクルを行なうことで環境負荷軽減を促進する。
◆ RoHS指令(電気電子機器に含まれる特定有害物質使用制限指令)
電気・電子機器に鉛、水銀、六価クロム、カドミウム、臭素系難燃剤(PBB、PBDE)が含まれないこと。一部の適用除外を除き、使用禁止とすることで環境負荷物質の削減を図る。
◆ ELV指令(廃自動車指令)
自動車の廃棄、リサイクルに関する指令。自動車の部材に鉛、水銀、六価クロム、カドミウムが含まれないこと。
◆ 中国版RoHS(電子情報製品汚染予防管理法)
RoHS指令による規制物質に中国政府が指定する物質を加えている。第一段階の規制物質公表の後、強制認証を行なう方式をとっており、第二段階の実施時期が注目されている。


